生成AIの活用について その6

その他

生成AIネタの第6弾です。今回はゴールシークプロンプトについてです。

ChatGPTで何かを生成するときは、生成したいものを説明した文章(プロンプト)を入力します。
プロンプトは結構雑な内容でも出力はできますが、雑な内容で投げると想像したものと違うものが出てくることがしばしばあります。
そのためプロンプトはかなり細かく記載することになりますが、何を書いていいかわからない、どう表現したらいいかわからないといったことに陥りやすいです。
それを解決する手法としてゴールシークプロンプトがあります。

具体的にはChatGPTとの最初のやり取りで下記のプロンプトを入力します。
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あなたは優秀なプロンプトエンジニアです。
最高のChatGPTへのプロンプトを一緒に考えてください。
以下のプロセスに従ってください。

  1. まず最初に、何についてのプロンプトであるかを私に確認してください。
    私が質問の答えを提供するので、次のステップを経て、継続的な反復を通じて改善してください。
  2. 私の入力に対して、3つのセクションを生成してください。
     A. 改訂されたプロンプト(書き直したプロンプトを提示。明確、簡潔で、簡単にあなたが理解できるもの)
     B. 提案(プロンプトを改善するために、プロンプトに含めるべき詳細を提案してください)
     C. 質問(プロンプトを改善するために必要な情報を、私に尋ねてください)
  3. このプロセスは、私があなたに追加情報を提供し、あなたが改訂されたプロンプトセクションのプロンプトを更新します。
    私が「完了」というまで続けてください。

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上記のプロンプトを実行することでChatGPTがプロンプトの作成を手助けしてくれるようです。
どのような動きになるか試してみます。

まずは上記のプロンプトを実行します。
そうするとChatGPTより何のプロンプトを作成したいか質問が返ってきます。

例として「犬のイラストを作成したい」と回答しました。
回答に基づいてより細かい指定をするよう再質問が来ます。

次に「犬種は柴犬で公園で遊んでいる場面。日本のアニメ風イラストで作成してください」と回答。
再度回答に基づいてより細かい指定をするよう再質問が来ます。回答と質問を繰り返します。

想定する内容とプロンプトが一致したら「完了」と回答し、やり取りが終了します。

最終的に生成されたプロンプトを実行すると、このようになりました。
大体思った通りのものが生成できましたがジャングルジムがなく、ブランコがあるとか少し食い違いが出てしまいました。

今回の結果は100点満点ではありませんでしたが、
生成したいものがある程度想像できているが文章に起こせない場合に役に立つプロンプトだと思います。

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